この法人は、有田地域とそこに育まれた有形無形の文化を、心より愛し継承して行くと同時に、積極的に国外や他地域の様々な文化にも目を向け、それを取り入れる事業を行うことにより、町民が誇りを持てるような魅力的な地域文化の形成をはかり、地域の発展に寄与することを目的とします。  このためには、地域文化の核となる施設を活用して様々な文化事業を展開していくことが重要だと考えます。幸い、有田町には高い質を備えた音楽専用ホールと多面的に使用できるコンベンションホールの二つのホールを持つ炎の博記念堂が存在しています。この炎の博記念堂を「地域文化の活動・交流拠点」として積極的に活用することで、地域の文化活動を活性化させ、更に、間近に迫った有田焼創業400年祭に向けて、伝統的に地域の根幹となって培われてきた町民文化活動の発展に繋げていくため、特定非営利活動法人を設立することとしました。
申請に至るまでの経過 平成8年、世界炎の博覧会が開催され、その翌年、地域文化の活動・交流拠点として炎の博記念堂が開館しました。開館後、十数年を経過し、有田地域文化の発信拠点としての地位を固めつつありますが、町民が身近に感じられる文化活動や、ワークショップ等の育成型のプログラムが少なく十分に活用されているとは言い難い面があります。このような状況は、有田町の地域文化の発展はもとより、有田地域の活性化に対しても良い状況とは言えません。このため、有田地域文化を活性化させるためには、地域文化拠点である炎の博記念堂の積極的な活用を図る事が最短との思いで特定非営利活動法人の設立に向け、準備会を発足させて設立総会の開催に至りました。
平成24年9月28日
特定非営利活動法人 響